高額買取がされていることで有名な究極完全態グレートモス。
初期の頃の貴重なカードとして扱われる印象がありますが、実際に高いものは本当に高額で取引されています。
というわけで先日現在相場からかけ離れた究極完全態グレートモスが市場に出てたと思うんですがそれを回収しました、完美品には一歩届かず(´゜ω゜`)ほんとに僅かな点キラと上スレが憎い、多分これは二度と手放さないと思います(ΦωΦ*) pic.twitter.com/PzsArKOXkv
— デカル(ΦωΦ*)ウマ沼なう (@satoriori) December 25, 2019
https://twitter.com/itouuuuuuuuu/status/1212335989433065472
この記事では、
- 究極完全態グレートモスの種類別の買取価格
- なぜ相場が高いのか
の2点を解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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究極完全態グレートモスの種類別の買い取り価格は?
究極完全態グレートモスは現在、大きく分けて5種類のレアリティがあります。
ものによって買い取り額・販売額が大きく変わってくるので、確認してみてください。
レアリティ |
買取価格 |
販売価格 |
型番 |
入手方法 |
ノーマル |
参考価格無し(1枚だとお金にならない) |
50円 |
DP19-JP013-N |
「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2」収録 |
スーパー |
80円 |
220円 |
BE02-JP204SR-S |
「第7期 BEGINNER'S EDITION 02」収録 |
ウルトラ |
120円 |
280円 |
BE2-JP249-S |
「第4期 BEGINNER'S EDITION 2」収録 |
アルティメット(レリーフ) |
2,000円 |
3,400円 |
DL5-136AR-S |
「第3期 DUELIST LEGACY Volume.5」収録 |
初期シークレット |
13万円 |
20万円 |
OCG-65SE-S |
ゲーム「遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記」の付録 |
特に驚きなのが初期シークレットの値段。
なんと買い取り額13万円、販売額20万円が相場となっています。
他のレアリティと比べて桁が2つも違いますね。
ちなみにメルカリを見てみると、初期シークレットの究極完全態グレートモスが4~6万円で購入されていたりもします。
一般的な相場と比べるとかなり安いように思いますが、傷がついていたり・偽物が出回っている可能性があるので購入の際は慎重に選ぶようにしましょう。
※偽物の見分け方としては、シークレットなら絵柄と文字(銀色)が正しく光っているか・枠にはみ出して光っていないかなどが挙げられます。
なぜ高い?究極完全態グレートモスの初期シークレットが高額な理由
究極完全態グレートモスは最高買取価格13万円とものすごい金額になっていますが、どうしてここまで高いのか不思議ですよね。
正直、究極完全態グレートモスは実用的なカードではありません。
究極完全態グレートモス(地) |
|
レベル(☆) |
8 |
攻撃力(ATK) |
3500 |
守備力(DEF) |
3000 |
昆虫族・効果 |
このカードは通常召喚できない。 「進化の繭」が装備され、自分のターンで数えて6ターン以上が経過した 「プチモス」1体をリリースした場合に特殊召喚する事ができる。 |
確かに攻撃力は令和時代においても、いまだに昆虫族最強の数字を誇ります。
ただ、その召喚条件がかなり厳しい・・・。
プチモス(攻300・守200)と進化の繭を揃えた上、それらが破壊されないように6ターン死守しなければ召喚することができません。
いくら攻撃力が高くてもここまで召喚条件が厳しいと場に出すことすらできませんし、仮にうまく召喚できたとしても有効な特殊効果がないので、ただただ攻撃力が高いだけ。
召喚にかけるリスクと場に出たときの活躍を考えると、ちょっと釣り合わないのではないかと思います。
ちなみに、「超進化の繭」のカードを使えば召喚条件を無視して特殊召喚することができるので、デュエルで使いたい方はこちらの方法がおすすめです
このように究極完全態グレートモスは、普通に考えるとかなり使いづらいカードですし、実際にデッキに入れられることは滅多にありません。
それなのに最高額13万円という値段で買い取りがされているのはなぜでしょうか?
その理由は、初期シークレット版の入手難易度の高さにあります。
初期シークレットの究極完全態グレートモスは、もともと1999年に発売されたゲーム「遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記」の付録でしか手に入らないものでした。
その付録は10種類のカードがランダムに入っていて、ゲームを買って開けてみないと何が入っているか分からないというもの。
究極完全態グレートモスの封入率は2〜3%
そんな中、究極完全態グレートモスは特に封入率の低いカードだったんです。
その確率は2~3%とも言われています。
カードが10種類しかない中でこの確率だと、かなり偏っていることが分かりますよね。
ちなみに封入されていた10種類のカードは以下の通り。
- 究極完全態・グレート・モス
- ホーリー・ナイト・ドラゴン
- 火器付機甲鎧
- サイバー・ボンテージ
- サラマンドラ
- シャイン・キャッスル
- ハーピィの羽根帚
- 鎖付きブーメラン
- 死のデッキ破壊ウイルス
- 硫酸のたまった落とし穴
ホーリー・ナイト・ドラゴンもかなりの低確率です
どう考えても他のカードの方が圧倒的に使えます。
それでもなお究極完全態グレートモスにあのような買取価格がつくのは、やっぱり封入率の低さから来る希少性以外に理由はありません。
今はもう絶対に手に入らないカードですし、強さなどは一切無視して希少性だけに価格がついているんですね。
また、このカードは初代遊戯王DMでインセクター羽蛾が切り札として使っていました。
実際には召喚に失敗し、一つ下の進化段階である「グレート・モス」しか出せなかったのですが、それでもデュエリストキングダムの初戦で遊戯を苦しめる要因になったカード。
こういった理由から初代ファンの間でも需要があり、それも価格を跳ね上げる理由の一つになっているのではないかと思います。
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