遊戯王カードと言えば、かわいいカードも魅力的ですが、男心をくすぐるかっこいいデザインのモンスターも多いですよね。
原作で切り札として使われていたようなモンスター達や、カードパックのメインビジュアルを飾っていたモンスター。それから、全く使われていないけどイラストだけはかっこいいモンスターなど…。
あなたはどんなカードを連想しますか?
遊戯王で人気のかっこいいカード
青眼の白龍
まずは、遊戯王を象徴するこちらのカードから。
原作では海馬がこよなく愛する最強モンスターとして、初期の頃から登場しています。今なお、このカードよりも攻撃力やレベルの高い通常モンスターカードは存在しません。
初期イラストの人気が非常に高いカードのひとつです。そのため、高額取引されているもののほとんどがこちらのイラストとなっています。
2019年には、20周年を記念したキャンペーンで配布された「20thシークレットレア SPECIAL PACK」にて、20thシークレットレア版も登場。こちらの絵違いは、他のレアリティでもいくつか存在しています。
週刊少年ジャンプの人気漫画家によるDBD付き漫画講座、「ジャンプ流!」のVol.8に同梱されたカードです。非常に珍しい海馬とともに描かれた、原作者の描き下ろしイラストとなっています。
真紅眼の黒竜
Vol.3より登場した、城之内の切り札として有名なカードです。モンスターデザインの人気が非常に高く、スリーブやプレイマットにもよくイラストが使われています。
最も人気が高いのが、第3期のパック「新たなる支配者」で登場したアルティメットレア版です。ブルーアイズと同じくらいの価格で取引されています。
ストラクチャーデッキやパック「DUELIST LEGACY」などで手に入るこちらのデザインも数多く出回っています。プレミアムパック5とデュエリストパック版は背景が黒です。
レッドアイズをリリースして特殊召喚できる「真紅眼の闇竜」もダークな雰囲気がかっこいいカードです。ワールドチャンピオンシップ2006セットで手に入ったアルティメットレア版は特に美しく、高い値段が付きます。
超魔導剣士ブラックパラディン
2002年発売のパック「黒魔導の覇者」にて、シークレット兼アルティメットレア枠で登場したカードです。ブラックマジシャンとバスターブレイダーが融合した姿という、異色の組み合わせになっています。
原作では、バトルシティ編で海馬相手にフィニッシュを決めた1枚となりました。このシーンを見ているか否かで印象は大きく変わるでしょう。
2003年に発売されたストラクチャーデッキの遊戯編で、原作により近い絵違いが登場。その後、2015年には、15周年を記念したパック「決闘者の栄光-記憶の断片-side:闇遊戯」にて、シークレットでの再録を果たしています。
No.107 銀河眼の時空竜
2013年発売のパック「LORD OF THE TACHYON GALAXY」にて、パッケージイラストを飾った「タキオン」の愛称でお馴染みのモンスター。過去に公式で行われた人気投票では、第8期の中で6位にランクインしています。
アニメでは、ミザエル戦のほぼすべてのデュエル活躍するなど、登場シーンの多かったモンスターです。
2019年に行われたキャンペーンでは、20thシクが含まれたパックが配布されました。こちらはホログラフィックよりも価値があります。
カオスソルジャー -開闢の使者-
2003年発売のパック「混沌を制す者」でパッケージイラストを飾っている、ウルトラ兼アルティメットレア枠のカードです。19年に行われた人気投票では、第3期で堂々の1位を獲得しています。
第3期当時のデュエリストにとっては、このカードを軸にした「カオス」デッキが非常に強力だったことで知られています。召喚条件の緩さとお手軽な除外性能は、当時の環境に大きな影響を与えました。
いかにも原作で遊戯が使ってそうなモンスターですが、実は一度も使われておらず、GXのアニメで遊戯に似た風貌のキャラクターが使っていました。
E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン
2005年に発売した「ELEMENTAL ENERGY」パックで表のイラストを飾った、エレメンタルヒーローの融合モンスターです。
アニメGXでは、主人公の十代が数々のデュエルで使用していました。GXではお馴染みの「フレイム・ウィングマン」が融合素材に使われています。
人気投票では、E・HEROカテゴリのモンスターとして、4期の中で最も人気のカードとなりました。様々なレアリティが存在しますが、画像のアルティメットが圧倒的に高い価値があります。
インフィニティ・ダーク
2007年発売のパック「GLADIATOR'S ASSAULT」で登場した、ノーマルのデュアルモンスターです。
収録されているのが執筆時点ではこのパックのみで、さらにノーマルなので非常にマイナーなカードではありますが、見た目が良い事から密かな人気があります。
ヒーローのカテゴリではありませんが、ダークヒーローのようなコンセプトが感じ取れるかっこいいデザインです。スタイリッシュな構図も印象に残りますね。
ちなみに、「スペシャル・デュアル・サモン」という魔法カードにもこのモンスターが描かれています。
真六武衆-シエン
2010年発売のパック「STORM OF RAGNAROK」で登場したカード。第7期より環境で活躍が見られるようになった「六武衆」デッキのフィニッシャー的存在となっています。
六武衆は、2006年発売のパック「STRIKE OF NEOS」で登場したカテゴリです。この日本の戦国武将をコンセプトにしたシリーズは、絵の描き込みが細かく、イラストアドが非常に高いことで知られています。
専用デッキでよく使われている、下級アタッカーの「真六武衆-キザン」も有名です。スーパーレアにも関わらず、背景や光の表現など、イラストの細部にまでこだわりが見られます。
イラストアドが高いカードはコレクションがおすすめ!
このように、遊戯王では様々なテイストのかっこいいモンスターが存在しています。
初期の頃はドラゴンや悪魔系の、まさに「モンスター」といった風貌のデザインが豊富でした。そしてGXではヒーロー、ゼアルくらいからは近代風のロボットをイメージしたようなデザインが主流になったりと、大きな変化を遂げています。
ただ、それはアニメで主要キャラが使うようなメジャーなカードの話です。細かいカードまで見て行くと、現在でも色々なテイストのカードがあります。
カードの価値は値段だけではありません。自分好みのイラストで描かれたカードを見つけて、コレクションに加えてみてはいかがでしょうか?