エラーカード編最後の3回目は、特定のカードにしか無いであろうエラーについてまとめていきたいと思います。取り合えずパッと出てきたものだけまとめてしまって、後々思い出したり知ったものは加筆していく予定です。
特定のカードに見られるエラーとカードの紹介まとめ
名前間違いエラー
非常に有名なエラーですが、イラストとカード名が一致していないエラーです。
複数枚あり、2期の決まったカードにのみ存在します。
こちらは実際に取引されていたものです。
「心変わり」⇒「万力魔神バイサー・デス」
「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」⇒「万力魔神バイサー・デス」
「デーモンの召喚」⇒「レジェンド・デビル」
「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」⇒「機械王」
「ハーピィ・レディ三姉妹」⇒「レジェンド・デビル」
他にもあったような記憶がありますが、今回改めて調べてみたところこの5種が存在するようです。因みに《機械王》は最高でも字レアしか存在しないので、金字でネーミングされているのはこのエラーカードのみになります。
レリーフ(ホイル)加工無しエラー
インセクト女王
割と有名なエラーの1枚です。《インセクト女王》の型番DL4-136のものはレリーフの1種類しか存在しませんが、イラストにレリーフ加工が施されていないものが存在します。こちらは実際に取引されていたものです。
霧の王
《霧の王》は「ザ・ヴァリュアブル・ブック10の付属カード」として登場したカードですが、イラストにホイル加工がなされていないものが存在します。こちらは実際に取引されていたものです。
イラスト色誤植エラー
カードフリッパー
《カードフリッパー》の型番「CSOC-JP045」の初期製造のものは、《ジェリービーンズマン》が効果カードとなっている誤植エラーがあります。同型番の後期は修正されたので2種類のイラストが存在することになります。
種族エラー
人喰い虫
これもかなり有名なエラーですね。《人喰い虫》は本来「昆虫族」ですが、「戦士族」になっているものが存在します。
昆虫と戦士の2つ存在するのは、2期の型番EX-44のものです。
効果無しカードの効果表記エラー
本来は効果が無いカードにも関わらず、【○○族・効果】と表記されているカードがあります。
青眼の究極竜
これは《青眼の究極竜(SDX-001)》《デュナミス・ヴァルキリア(SD11-JP008)》の2種存在します。
デュナミス・ヴァルキリア
割合を調べてみると、《青眼の究極竜(SDX-001)》の方は全てのカードがエラーだったのに対し、《デュナミス・ヴァルキリア(SD11-JP008)》の方はエラーではないカードも存在するので、割合がどの程度か不明ですがそれなりに珍しいかもしれません。
効果カードの効果表記無しエラー
効果カードにも関わらず【○○族・効果】となっていないカードも存在します。
ウェポンサモナー
これは《ウェポンサモナー(304-004)》の1種のみ存在します。
この型番のものは全て効果表記の無いエラーカードとなっており、特別珍しいものではありません。
効果誤訳エラー
バージェストマ・ディノミスクス
「EXTRA PACK 2016」で登場した《バージェストマ・ディノミスクス》は、初出である韓国語版から訳される際に間違えて訳されてしまっています。
「表側表示モンスター1体」は誤り。正しくは「表側表示のカード1枚」です。プレイヤーならば知っている人は多いかな?
属性間違いエラー
モンスターそれぞれに決まっている属性が間違っているものが存在します。
KINETIC SOLDIER
それは《サイファー・スカウター》の英語版である《KINETIC SOLDIER(CP04-EN010)》において確認できます。
3枚を比較すると分かるように、本来は地属性にも関わらず光属性になっています。
属性色エラー
初期のコレクターであれば、ほぼ全員が知っているような有名エラーです。《炎の魔神》《メタル・ドラゴン》の2枚において、属性の色が正しくないものが存在します。 該当するのは1期(初期)に収録されたものだけです。
炎の魔神
メタル・ドラゴン
明らかに2枚の色が違いますね。この色は闇属性の色で、実際に闇属性のカードと並べてみると同じ色だということが分かります。
属性向きエラー
属性の色が違うものがあれば、属性の向きが違うものもあります。私が知る限りでは《ワイバーン》の2期型番「B1-41」のものに見られます。
恐らくあまり知られていないエラーだと思いますので、これ以外にご存知の方情報いただけると助かります。
ワイバーン
初期のものが正しく、2期のものが間違った向きになっています。アップで確認すると分かりますが、属性の影は通常右下にありますが左上になっています。
振り仮名、名称、印字ミス
振り仮名が間違っていたり、文字の一部分が間違っているものが色々あります。
落とし穴(初期スーパーレア)
効果欄の「召還」は誤字。
正しくは「召喚」。この表記の全てのものが誤字になっており、エラーカードとしては珍しくは無いですが、エラッタ前・後の2種類存在するため絶対数は少ないかと思います。
ファイヤー・デビル(初期Vol.1)
種族表記に「アンデット族」と「アンデッド族」の2種類が存在します。正しいのは「アンデット族」です。
ガーゴイル・パワード(ME-32)
フレーバーテキスト内の「かぎづめ」が「がぎづめ」になっているものが存在します。
満ち潮のマーマン(MR-25)
属性の表記が「みず」ではなく「やみ」になっているものが存在します。
はさみ撃ち(LB-60)
効果欄の「自分」にルビが振られていません。
一族の掟(CA-27)
効果欄最終行の「捧げなければ」にルビが振られていません。
エクトプラズマー(SOD-JP043)
伸ばし棒が「ー(長音)」ではなく「-(マイナス)」となっているものが存在します。レリーフとスーパー両方に見られるようです。
治療の神 ディアン・ケト(初期EXスタジオダイス版)
効果欄上部に「しゅ」という不可解な印字がされています。このカードは「初期EX」が初収録ですが、その中でもスタジオダイス版にしか存在していないようです。
磁石の戦士マグネット・バルキリオン
この不可解な表記はこんなカードにも。
型番「PG-27~PG-36」における振り仮名エラー
この2期「幻の召喚神」に収録されている初期カードの再録字レアには、"魔法カード"の振り仮名が「まほっ」となっているものが多数存在します。
このエラーが全てのカードに当てはまるかは不明ですが、珍しいエラーでは無いようです。また、装備魔法カードの表記にのみ見られるため、PG-34の守備封じは正しい振り仮名になっています。
該当カードの名称と型番は以下の通り。
- PG-27 闇・エネルギー
- PG-28 レーザー砲機甲鎧
- PG-29 魔菌
- PG-30 銀の弓矢
- PG-31 ドラゴンの秘宝
- PG-32 電撃鞭
- PG-33 魔性の月
- PG-34 『守備』封じ
- PG-35 機械改造工場
- PG-36 体温の上昇
型番エラー
そのままの意味で、型番が間違っているエラーが存在します。
恍惚の人魚
1枚目は《恍惚の人魚》で2期型番PG-23に見られます。画像の通り「PG-23」と「G-23」の2種類存在します。こちらもそこまで知名度は無いエラーだと思いますが、特別珍しいエラーでも無いようですね。
黒炎の騎士 ーブラック・フレア・ナイトー
2枚目は《黒炎の騎士 ーブラック・フレア・ナイトー》で3期型番304-017に見られます。
画像の通り型番が「304-017」と「302-017」の2種類存在します。希少性においては不明ですが、このカードはノーマルレアの為そもそもの数が少ないことから、簡単には手に入りにくい1枚では無いかと思います。因みに間違っている型番「302-017」は本来《氷岩魔獣》の型番です。
名前白字エラー
ナイトメアを駆る死霊
意外とあまり知られていないエラーだと思いますが、《ナイトメアを駆る死霊》の3期型番「301-026」と、《XY-ドラゴン・キャノン》の3期型番「SK2-041」において、本来黒であるところが名前が白字になっています。
まず《ナイトメアを駆る死霊》ですが、封入されたパックである「新たなる支配者」の初期に見られたエラーのようですね。
実はこのカードノーマルレアなので絶対数も少なく希少なカードです。ただ、エラーカードも1枚100円程度で売られており簡単に手に入ります。イラストも融合素材の《魂を削る死霊》と《ナイトメア・ホース》をそのまま合体させただけって所が良いですね。
XY-ドラゴン・キャノン
次に《XY-ドラゴン・キャノン》ですが、型番SK2とは「STRUCTURE DECK-海馬編- Volume.2」に収録されたものですね。
収録された全てが白字エラーになっている訳ではないようですが、特に珍しいものでもないと思います。ストレージで見かけることもあります(画像のものはストレージにありました)。
まとめ
エラーカード編3回目として"特定のカードに見られるエラー"についてまとめました。
私が知る限りでのエラーをまとめてみました。他にもまとめていないものがありますが、今後時間を見つけて追加していく予定です。