このような方に向けて、歴代の遊戯王カードの中でも「最強だ!」と言われる有名カードを紹介していきます。理由もセットで解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
遊戯王でとにかく最強(凶悪)な禁止カード7選!
2020年1月のリミットレギュレーションでは、禁止カードに77枚が指定されています。今回はその中でも特に有名・面白いカードを紹介していきます。
八汰烏(史上初・歴代最強・最長の禁止カード)
まず、初代禁止カードに指定された史上最強のカード「八汰烏」。
いわゆる「スピリットモンスター」というモンスターカードで、その効果がかなり凶悪。相手に戦闘ダメージを与えることができた場合、次のターン相手はドローをすることができません。
そして、八汰烏自身はエンドフェイズ時に手札に戻ってしまうので、破壊しようにもその機会がなかなかありません。もし今フィールドにあるカード・手札で八汰烏の攻撃を阻止することができなかった場合、次のターン以降はドローができないためそのまま何もできず無限にダイレクトアタックを受け続けなくなってしまうこともあるんですね。
サイバー・ポッド
サイバーポッドは八汰烏と同じく初代禁止カードに指定されたモンスターカードです。
フィールド上の全てのモンスターを破壊することができる効果が強力です。
一度だけ制限カードに復帰していますが、その後またすぐに禁止カードに。現在でも禁止されている、歴代トップレベルで長い禁止カードです。
ちなみに、八汰烏やサイバーポッドと同時期に禁止指定されたのは他にも以下のようなカードがあります。
- ファイバー・ポッド
- イタズラ好きな双子悪魔
- 苦渋の選択
- 心変わり
- サンダー・ボルト
- ハーピィの羽根帚
- 王宮の勅命
天使の施し
3枚ドローし、2枚を墓地に送るというカード。
一見はカード1枚分(天使の施し自体を入れると0枚分)のアドバンテージしか得られないように見えますが、カードを墓地に送るという行為は決してただのコストではありません。
「遊戯王の墓地は第二のデッキ」と言われるだけあり、墓地に任意のカードを送ることはデュエルを有利に進めるための超有効な手段なんです。
こういった理由があり、ドローと墓地送りをほぼ無コストで行える天使の施しは最強の禁止カードにされているわけです。
強欲な壺
ただただ、何のコストもなくカードを2枚ドローすることができるカードです。
遊戯王には「いたずら好きな双子悪魔」という禁止カードが存在するんですが、このカードは1000ライフポイントを払って相手に手札を2枚捨てさせるカード。これでさえ禁止なのに、ライフを1も払わずに2枚ドローできる強欲な壺が禁止されないわけがありません。
第六感
5・6を宣言してサイコロを振ることで、運が良ければデッキからカードを5・6枚ドローすることができます。この時点でかなり強い効果なため外れた場合の代償は大きいのかと思いきや、外れた場合はその枚数分デッキから墓地へ送るだけ。
天使の施し同様に墓地送りはデメリットではないため、どう転んでも嬉しいカードとなっています。
ヴィクトリー・ドラゴン
マッチとは3本勝負のことで、本来はマッチに勝利するためには2勝を先にしなければいけません。しかし、ヴィクトリードラゴンの直接攻撃によって1勝を取ると、その時点でマッチに勝利することができます。
その効果の対処法として、ヴィクトリードラゴンの効果によって負けそうになったプレイヤーが、反則行為をわざと行うようになったんです。
マッチに勝利という特殊な効果に加え、こういったマナー違反的な突破口が編み出されたせいで禁止されてしまったのではないかと噂されているんですね。
ラストバトル!(最強コンボが生編み出された)
これまでの全ての駆け引き、戦略を全て無に帰してしまうカード。
相手はラストバトルのモンスターをデッキから特殊召喚しなければいけないため、デッキからの特殊召喚を無効にするカード(昇霊術師ショウゲンなど)をこちらが用意して勝利するというコンボが生み出されました。
そういった凶悪なコンボを封じるため、現在では禁止カードに指定されています。